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年上の後輩・年上部下を指導するときの3つの心得

仕事で、やむを得ず、年上の後輩を指導しなければならない時があると思います。
会社の立場としては上、人生の先輩としては下、そんな時、ギクシャクせずに円滑に仕事をするにはどうしたら良いでしょうか?

①敬意を持って接する

どんな時でも、敬意を持って接しましょう。年齢、立場関係なしに、常に敬意を持って接することが大切です。

②敬語を使う

敬語を使うことは、相手への敬意の1つとして伝わります。
敬語は相手を不快にすることがないので、コミュニケーションを円滑にしてくれます。
普段から敬語を心がけていると、立場上、何か注意しなければならない時であっても、聞き入れてもらいやすくなります。

タメ口でコミュニケーションをとっている場合、普段の何気ないコミュニケーションは良くても、注意をしなければならない時には、きつく聞こえてしまう場合があるからです。
また、親しみを込めてタメ口を使っていたとしても、人によっては内心不快に思う場合もあります。また、同僚もそれを良いと思わない人もいたりします。

私は、今までの経験上、仕事では年齢、立場に関係なく、年下後輩であっても敬語を使う方が人間関係がうまくいっていたので、敬語はとても気に入っています。

③感謝を伝える

日頃から感謝を伝えましょう。感謝はコミュニケーションを円滑にしてくれます。
「褒める」という行為は、言い方や、受け手によっては見下されたと捉える人もいます。
ですが、感謝は誰に対してもオールマイティに伝えて喜ばれる行為です。
ただし、周りに大勢いる中で一人だけに伝えると、言われなかった人が自分も頑張っているのに、とよく思わない人もいます。大勢いる場合は、できるだけその場にいる人全員へ伝えるとか、一人だけ特別扱いにならないように配慮しましょう。

最後に

立場が年齢どちらかが下なら、まずは自分から相手に敬意を払いましょう。(敬意を払うことは立場や年齢関係なく当然のことですが)

自分が上だと思って接すると、相手も自分が上だという態度で接してきます。
ですが、「仕事上の役割は果たす、でも相手は人生の先輩」と相手を敬う気持ちで接すると、相手も自然と大事に接してくれるものです。

もし、相手が横柄な態度をとったとしても、張り合わないことが大切です。
毅然とした態度できちんと仕事をこなし、相手には敬意を持って接しましょう。
いずれ、あなたの器が大きさに、相手も周りも気づくはずです。すると横柄な態度は取れなくなるはずです。自然とお互いに敬意を持ってコミュニケーションが取れるようになるでしょう。

私は過去に、仕事できつい言い方で注意をしてしまったこともありました。
その時は、それが正しいことと思っていましたし、それが相手のためだとも思っていました。

あれから様々な経験を経て、10年経った今思うのは、仕事の内容とかミスがどうこうとか、やり方とか、それ以前に、まず「人の心」が大事だということ。
つい、仕事をきっちりこなすことに囚われてしまいがちですが、
その前に、仕事は人と人とで成り立っていて、人あっての仕事ということ。

誰かのミスを責める前に、一度立ち止まって、「いつもはミスしないAさんなのに、最近ミスが増えてる。体調が悪いのかな?プライベートで何かあったのかな?」
とちょっと想像を巡らせてみる。「もし悩んでいることがあるなら、まずは寄り添ってみよう」そんな優しい気持ちになれるかもしれません。

仕事内容の前に、人を大事にする。
そしたら自然と、協力しあってチームの仕事も向上していくのではないかなと思います。